新じゃがのコンソメバター煮
春野菜、大好きです。特に待ち遠しかったのが新じゃが。高山なおみさんの『じゃがいも料理』という本に、普通のジャガイモはゆっくり火を通すのがいいけど、新じゃがはいわゆる葉物野菜と同じように考えて、強火でざっと加熱するのが吉と書かれていて、たしかに春先のみずみずしい芋は、根菜類っぽくないもんなぁと納得しました。というわけで、うちでも新じゃがは基本的に強火短めの時間で料理します。
ところで、この料理を盛りつけたうつわは新しく購入したものです。家からわりと近所にある倉日用商店さんでとってもお安く手に入れました。いわゆる「荒物屋」さんというか、本当に日常のざっかけない食器類を置いているお店なのですが、最近、こういう少し荒い感じのざっくりしたうつわもまたいいなと見直しているところです。
もちろん、繊細なうつわにキレイな盛りつけをした料理も素敵なのですが、日常の食事ってもう少し手抜き感があった方が、肩の力が抜けていいんですよね。もちろん、古伊万里だって、本来は雑器だったわけで、だからこそ普段使いすべきだし、そうしているんだけど、やっぱり骨董は宿っている物語の力みたいなものがあって、ちょっとだけ、ほんの少しかしこまってしまうところがあるんですよね。それにたいして、こういう雑器は、じゃっと炒めて、がっと盛りつける、という楽さ。ただ、これをまた「民藝」とか言っちゃうと話がややこしくなるんですが、その点、こちらの「倉日用商店」さんは「日用」で括ってくれているのが、素敵なところです。
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