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2010年4月 5日 (月)

4月4日

イギリス着。

とりあえず、ホテルのチェックインを済ませて、いつも通りギネスを飲む。この2週間は、引越しやら、福岡の未知の食べ物やら、なにかとイベントがありすぎて、さすがに疲れたのか、最後の辺りはフラフラだった。

きょう、僕は日本から離れて、これからしばらくのあいだ、まきはひとりで福岡で暮らしていくことになる。僕がイギリスに初めてやって来たときのことを思い出した。

僕はまきと違って子供の頃に海外旅行にいった経験がなく、そのときが初めての海外旅行で、そもそも海外に行きたいと思ったこともなかったのだけど、ヒースローについて、どうにかこうにか入国審査を終えてゲートをくぐるとタクシーの客引きにもみくちゃにされて、それでもチケットを手配してくれたひとにバスで行けるといわれたのでバス乗り場にいったらチケットの買い方がわからなくて、前の人間と同じようにチケットを買ってホテルに着いたらチェックインの時に英語が通じなくて、なんとか部屋に入ったけどルームサービースを頼む勇気もなく、結局30時間近くなにも食べずに3時間ほどの睡眠で朝イチでチェックアウトをして、地下鉄を使おうと思ったら結局タクシーの客引きにつかまって、どう考えてもその値段はボッタクリだろうという金額を支払って、鉄道はファーストクラスのチケットを取っていたのに大きなスーツケースが心配で結局デッキにずっと立ちっぱなしで、そんなこんなで大学寮についたけど連絡を取れる人間も飲みに行く場所もなくて結局ひとりで部屋にいて…

そんな経験を通じて、僕はイギリスでまったく別の人格を使い分けるようになった。まきが以前ブログにも書いていたけど、イギリスでの僕は、日本の僕よりも喜怒哀楽がもう少し豊かで、でも、その感情はとてもステレオタイプなもので、内面のあらわれというよりも、コミュニケーションのためのツールといったほうがよいものだ。それはたぶん異国で円滑に生活するためのスキルで、ナチュラルにそういうことができるひともいるけど、僕は結構苦労した。

そういうことを思い出すにつけ、せめてまきが福岡に慣れるまでのあいだだけでも一緒にいれたらなあと思ったのだけど、まきにとってひとりでいることは「慣れ親しんだ近しい感覚」なんだなあ、とブログを読んであらためて理解した。

こんど日本に帰るとき、まきはどんなふうになっているのだろうか。

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