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2010年1月21日 (木)

帰国いろいろ

フランクフルトから成田へ戻る飛行機のなかでは
あまり眠れなかった。
そのときに、下のような文章を私は書いていた、ようだ。
――以下、引用。

朝イチでホテルを出て、パディントンstからヒースローエクスプレスで、
だった十五分。
ヒースローに着く。
今回の旅行はマンチェスターからイギリス入りしたので、
私にとっては初めてのヒースロー。
どことなく薄汚れていて、雑然としていて、なんだか物寂しい。

やってくる人、帰る人、見送る人。
だいたい空港というところは、たとえどれほどきれいでも
どこかしら人を寂しく、心もとなくさせる。

同居人くんと一緒に暮らし始めた頃、
「私はいつも旅ばかりしてきた」と漏らしたことがあって、
それはつまり、定住する所を持たない(もちろん、現実云々というレベルの問題ではなく)
で今まで生きてきたということだった。
定住する所を持たない人間は、また帰る所を持つことができない。
帰るところは、定住している居場所があってこそ成り立つものだから。
当時の私にとって、定住するということは、少し怖いものでありながら、
強烈に心魅かれるものだった。
そして、とまどいながらも、私はひとつの居場所を持つようになった。
つまりそれは、誰かが待っていてくれる場所。
帰る場所があるというのは、非常な安心感を私に与えてくれた。

でも、結局いまは、
私たちは別の場所に帰る。
同居人くんは、大学のある街へ。そして、私は京都へと。
見送り、見送られるときに感じる寂しさは、居場所があるゆえのものなのか。
それとも、帰る所がもうないからなんだろうか。

・・・・とかなんとか、めそめそと考えながら、機中での10時間を過ごした。

成田に着いたのは8時過ぎ。
東京には14時に入ればいいので、まだ余裕がある。
というわけで、同居人くんのマネをして、とりあえず成田の出汁茶漬け屋さんに行く。
(そもそも私は機内食をあまり食べないので、お腹ぺこぺこでした)

鯛茶に切り菜漬、炙りホタテやひつまぶし風と、色々なトッピングがある。
でもまぁ、初めてなので、まずは鯛茶から。

胡麻だれで和えた鯛が白いご飯の上にのって、土瓶に出汁が入っていて、
めいめいそれをかけて食べる形式。
とりあえず出汁だけ飲んでみる。
うーん、おいしいけど、今食べたいのはこういう味じゃないなぁというのが初手の感想。
だって、シンプルなかつお出汁じゃなくて、鳥スープとかも入っているんだもん。
帰国直後だったこともあって、キチンと引いた昆布とかつおの出汁がよかったのに。
ともあれ、ひさびさの「ほっこり」味なので、するすると食べてしまった。
たしかに、同居人くんが言っていたとおり、「これくらいなら家でも食べられる」って感じだなぁ。

そのあとは、空港近くのホテルでデイユース。
二時間ほど寝たら、シャワーを浴びて、身じたく。
今日の夜は、パーティーなので、一応それなりの格好をしないといけない。

ひさびさの東京とはいえ、毎度おなじみの本郷なので、
別段何の感慨もなく。ただ、暖かいのには驚いたけど。
そのあとは、怒涛のパーティーから二次会。
挨拶に立つ人の多彩っぷりにクラクラしつつ、ちびちびとお酒を飲む。
で、気付いたらもう12時。ホテルに帰って、同居人くんと少し話をしてから、
ぱたっと寝る。

で、今朝。どうも睡眠が浅くて、きれぎれにしか眠れない。
こりゃ早く京都に帰った方が良さそうということで、
メイクもテキト―に(コンタクトもいれず)、10時台の新幹線に乗る。
本当は新橋のSで鮨でもと思っていたんだけど、そんな気力もなく。
でも、新幹線で少し眠ったら、多少元気になったので、
京都駅についてすぐ、いつもの祇園南の鮨屋に電話を入れる。
なんだか、同居人くんが京都を離れたら、とりあえず行く店って感じになってるな(笑)
以下、食べたものです。
(勝手言って、つまみから食べさせてもらいました)

・明石の平目と三陸の赤貝
(貝好きの同居人くんに食べさせてあげたい赤貝。
 さっくりとした歯ごたえがいいなぁ。)

・スミイカのゲソ炙りとタイラギの醤油焼き
(タイラギ大好き!中がレアで、ジューシー)

握りで
平目昆布〆、スミイカ、さより、ブリのあぶり、琵琶マスの軽い燻製、中トロ、昆布森のウニ丼仕立て、こはだ、鯖、車海老、ぐじ、穴子、かんぴょう巻き、玉。
追加で、
づけ、鉄火巻き。

琵琶マスが秀逸な旨さだった。それから、ここの鉄火は天下一旨いかも。
同居人くんが大好きな一品ですが、たしかにノリとシャリとマグロの絶妙なバランス。
鮨と燗酒で、昼間っからいい感じでした。
同居人くん、ごめんね。うらやましいだろうなぁ。

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