冬旅行越前・6
さて、三日目。
もちろん、旅館の朝ごはんを堪能し、朝風呂もたっぷりはいって、
私たちは一路金沢を目指す。
私自身、金沢は好きで(特に冬の金沢)、けっこうちょくちょく来ている。
人口だけで比較すると、私の出身地である和歌山市とたいして変わらないんだけど、
この文化度の違いはなんだ。
加賀百万石と紀州五十五万石。城下町としてはどちらも大きいのだけれど・・・
うーん、旧制高校の有無だろうか?
ともあれ、この町特有の上品で緩やかな空気が私は好き。
そして、食べ物もおいしいし♪
今回は諸事情あって、金沢は泊まれない。
それでも、わざわざ来たのは、同居人くんと一緒に行きたい所が二つあったから。
一つは、
いわずとしれた、「金沢21世紀美術館」。
うちの同居人くんは、あんまり美術に興味がないタイプなんだけど、
今回の企画展は、現代美術のなかでも、インスタレーション系で、
楽しんで見られるかなと思ったので、誘った次第。
かなり知覚を揺さぶって、お客さんの参加を促す(というか客がいないと成立しない)タイプの
作品なので、二人でキャーキャー言いながら楽しんできました。
ホントにここは良い美術館だわ。
さて、その次♪
それは、私にとって思い出深い居酒屋K。
たしか2年前の冬、資料探しに金沢に来て、
電車が出るまでの間、少し飲もうと思って入ったお店。
コの字のカウンターにおでん鍋と燗つけ場。
きびきび働くお母さんに楽しい大将。
そのときの私は一人酒だったのだけど、
始終その大将が話しかけてくれて退屈することはなかった。
そして、色々金沢の美味しいものを教えてもらった。
この店が持つ長い歴史、物語、渋いたたずまいの常連客たち。
まさに街の縮図。知らない街の日常に溶け込んで飲める幸せ。
それをぜひ同居人くんにも味わってもらいたかった。
まずビール(大瓶)を頼んで、お刺身からスタートです。
そのあとは、ずーっと熱燗でね。
・刺身三種盛り(甘エビ・がんどう・イカゲソ)
・金時草のお浸し(金沢と言えばの野菜ですよね。同居人くんははじめてだったそうな)
・雲子のポン酢
・むかごの唐揚げ
・治部煮(これまた金沢ならでは)
・固豆腐のお刺身(みっしりした食感がいいよな~)
・おでん(車麩・卵・大根・海老天・ホタテ・バイ貝などなど)
同居人くんの感想としては、「上品なおでん♪」
あと、お店の空気は「くすんでいる(笑)」。
もちろん、いい意味でですよ。いろんなものが沈殿してくすんでます(笑)
うーん、近くにあればなぁ~~
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