11月3日のお昼ごはん
東京に行って困ることの一つが、
日祝お休みの飲食店が多すぎる、ということ。
まぁ、それは東京にかぎったことではなく、銀座や新地、あるいは祇園という
繁華街であれば、仕方ないのだけれど、
それにしても、東京における鮨屋、天ぷらやの日祝休み率って半端ない感じがするのですが。
さて、11月3日文化の日。
この日は統計上晴れが多いらしいけれど、
実際、晴れた。
定宿のアグネスホテルでチェックアウト時間ギリギリまでダラダラしたあとは、
お楽しみの丸善本店の「松丸本舗」へ♪
一歩足を踏み入れた瞬間のクラクラするくらいの心地よさ。
あ~~、これぞ本好きのための空間。
なんせ本のジャンル分け、配置、そして、それを入れる空間の設計が素晴らしい。
ものすごくよく出来た本好きのための迷宮。
そして、配置そのものも迷宮。
たとえば、マンガ「へうげもの」の隣にはきちんと古田織部の自伝があって、
下には民藝運動関係の書物に、近代陶芸(八木一夫とか)の評論集。
そうそう、これこれ!
同居人くんとも話していたのだけれど、
本を読む悦楽というのは、一冊の本だけを読むことではない。
一つの本を読むことで、今まで読んできた本がどんどん思い浮かび、
さらに、「あれってどうなってたっけ?」という好奇心が湧いて、
また別の本を手にとる。いわば、本の連鎖反応こそが一番楽しい瞬間なのだ。
そういう意味で、ここの配置は、まさに繋がっている。
けっこう私自身が持っている本も多くピックアップされていたりして、
そういうことが地味に嬉しかったり(笑)
ここは一日遊べますよ。
結局、私たちは2時間ほどグルグルと迷宮をさまよい続け、
私自身はけっこうな量の本を買い込みました。
さて、お腹もすいたし、どうしましょ。
ってことで、「日祝休み」の壁にぶちあたる私たち・・・・
こういうときは、無難にホテルがテナントビル。
まぁ、せっかく丸の内にいるんだし、一回くらい「丸ビル」行っとくか~ってことで、
結局、丸ビルのお座敷天ぷらのお店にしました。
食べたのは、秋限定のコース。
・才巻海老×2、アスパラ、ハゼ、墨イカ、ユリ根、しいたけ、穴子
追加で同居人くんが、ギンナン・本しめじ・蓮根。私がメゴチと蓮根。
で、ご飯ものが選べたので、
同居人くんは、雲子天ぷらの出汁茶漬け。
私が、鯛の天ぷらのせ鯛飯(天ぷらを崩して天バラ風に)。
お品書きを見たときは、「フツーに天丼か天茶でいいのに」と思ったのだけれど、
このご飯ものが二つともいけました。
特に同居人くんのお茶漬け!出汁は金目鯛のアラでとったもので、
そこに雲子を崩して食べるとクリーミーで「リゾット」みたい。
濃厚でとっても美味しかったです♪
あと、個人的には追加のメゴチが良かったかな。
まぁ、無難に美味しいお店です。丸ビルってことで使い勝手がいいし、
今後ともたまに使うことがあるかもしれないな~。
それにしても、5年ほど前に茅場町の某天ぷら屋で食べた穴子を超える穴子天ぷらに
いまだに巡りあえません。やっぱり穴子に関しては、あの店なのかしら・・・・。
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