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2009年11月21日 (土)

11月21日の晩ごはん

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ひさびさに晩ごはんのアップ。一応、それなりの物を作ったので。
と加えて、なんだか書きたいことがあったから。

それは、珍しく本の話。
もちろん、仕事上、年がら年中本を読んでいるのだけれど、
そのなかで、現代の小説に手を伸ばすということはめったにない。
(何人かだけ、定期的に読んでいる作家さんはいるけれど)

ところが、ふと、とある本を買ってみた。
きっかけは朝日新聞の書評で某人文系学者が取り上げていたから。
「倫理の問題と、永井均氏がテーマにする自己の問題が描かれている」とのこと。
ネットで軽く評判を調べると、なんだか恐ろしく良い。
「善悪の根源に迫る!」とか、「これは哲学」とか、
「心が揺さぶられる」とか、「苦しくなるような感動」とかね。
まぁ、題名は書きません。美人で有名な芥川賞作家の最新刊です。

それでですな。

これがひどくて。

やりきれないくらい、ひどかったので、はけ口としてコレを今書いているわけです(笑)

おいおい、そこが「根源」なのかい?
ここに書かれていることの何に愕然とし、心動かされるのだろうか。
よくわからない。
至極当たり前の事が、借り物の言葉で書かれている。
お願いだから、そんな借り物の言葉で、世界を描かないでおくれよ。
こっちが読んでてなんだかむずかゆくなるんですよ(笑)

ラストシーンで、主人公が世界を受容する場面があって、
そこを褒めている方がどうやら多いらしいのだが
(ネット上で散見したかぎりです。あくまでも)、
その美しさを激賞するくらいだったら、
読むべき古典は山のようにあると思う。

とはいえ、私は普段、現代の小説を読まないから、そう思うだけなのかもしれないけれども。

そのがっかりなラストシーンを読みつつ思い出したのは、
九鬼周造の未発表随筆におさめられた一文。

「思い出のすべてが美しい。明かりも美しい。蔭も美しい。誰も悪いのではない。すべてが詩のように美しい」

決して届かないとわかっていつつ、
その裂け目を見つめることの、諦めと優しさ。
そういうことを静かに描ける人ってなかなかいないのかもしれないなぁ。

はてさて、これでまたしばらくは現代ものは読まなくなるな(笑)

で、本日のご飯。

・真鱈の酒蒸し ニラソース
(レンジ用の器に、もやしを敷いて、ひと塩した鱈とお豆腐をのせたら、
 お酒をふって、レンジで5分♪お手軽~~。 
 自家製のニラソースがあったので、良い感じでした)

・蒸し鶏とキムチの和えもの

・ピーマンのおかか炒め

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