10月13日の生活
イギリスで学生生活を送るのはこれで2度目なのだけれど、1度目の留学から帰ってきた後、いろんなひととイギリス生活についてしゃべっていたなかで、とても違和感を抱いたものがひとつある。
Fish & Chipsだ。
まあ、イギリスの飯はまずいというときに引き合いに出される定番。日本でもちょっとしたパブだと置いてたりして、そっちは結構おいしかったりする。
でも、このような語りかたや扱いかたはそもそも評価の軸がおかしいのだ、と思う。
Fish & Chips(に限らず、イギリスで食べる~&Chips全般)は、うまい/まずいで計ることのできる食べ物ではない、というのが僕がイギリスで得た数少ない知識のひとつで、あれはむしろ、挑戦するか/しないかという、登山などと同じ基準で評価されるべき食べ物なのだ。すくなくとも日本人にとっては。そういう意味では、食べたことはないがラーメン二郎に近いのかもしれない。
というわけで、せっかくなのでCod & Chipsを久しぶりに買ってみた。
おわかりだろうか。ギトギトのフライドポテトの海のなかに浮かんでいる、分厚い衣に包まれた物体(としか呼びようがない)がCodである。ちなみに真っ赤なのはケチャップなんだけど、油がひどすぎるせいでケチャップの味で緩和するしかないわけで。なんというか、言っちゃ悪いが、1週間前に極上の和食を食べた人間にこれを食べさせるのはかなりの罰ゲームだと思う。
・・・でまあ、やはり結果としては、まきと暮らしはじめて1年以上となった僕にはちょっと手が負えませんでした。なので、素直に白旗をあげて、残りはもったいないけど捨てることにした。というか、なんか(比喩的な意味ではなく)頭が痛くなってきた。本当に油が受けつけなくなってるなあ。でもFish & Chipsが食べれないとなると、僕はイギリスでなにを食べればいいんだろう。
機会があればこれよりももっとすごいChicken & Chipsを紹介したい。調子がよければ。
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