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2009年8月21日 (金)

明豊8-6常葉学園橘

いまでもそうだと思うのだけど、僕が小学生のころの「かっこいい子」というのは、かけっこが速い子であったり、ドッジボールを速く投げられる子であったり、素朴な意味での「運動神経がいい子」だった。彼らの運動神経の良さは、たとえば陸上競技の選手のように、専門的な教育を受けることで得られるものとは違って、もっとプリミティブなものだ。ようするに、ケンカが強そうとか、そんな馬鹿っぽいけど単純なイメージに帰着するんだと思う。

野球のうまい高校球児は2種類に分かれるんじゃないか、という話をよくまきとする。ひとつは純粋に野球の技術が高い「アスリート系」で、もうひとつは運動神経のいい子がそのまま成長したような「ガキ大将系」だ。典型的には「ショートで三番」と「エースで四番」の違いというか。去年の大会だと、前者は大阪桐蔭の浅村くんで、後者は報徳学園の近田くんが好例だと思う(じっさいの打順は違うけど)。簡単に言えば、小学生のころの近田くんはドッジボールでも本気で遊びそうで、浅村くんはやろうと思えばできるんだけどそれをクールに眺めてそうなイメージだ。・・・30過ぎのいいおっさんがこんな妄想をしているかと思うと、目頭が熱くなってくるが。

とはいえまあ、かつて「男の子」だった人間にとっての高校野球を観る楽しみのひとつは、こんな感じで、選手たちが、小学校の教室で一緒だった友達のイメージと重ねられる、ギリギリの年齢だってことにあるのだと思う。大学生になると良くも悪くも社会的な存在にならざるをえないから。そして花巻東の菊池くんは、本人の意思とは無関係に、そうなりつつあるのかもしれない。だとしたら、かわいそうだなあ。

それはともかく、昨日の今宮くんと庄司くん。どちらも「ガキ大将系」の典型だけに(今宮くんは「アスリート系」も入っているかも)、見ていてとても楽しかった。ガキ大将の周りをうろちょろする「端役」だった、そんなかつての小学生としては、9回に庄司くんが今宮くんにストレート勝負を挑むところは、昔のジャンプの漫画を読むときのように、あるいは運動神経のいい子どうしのケンカを見るときのように、ワクワクした。願わくば、彼らふたりの対戦の続きを、いつかプロ野球の舞台で見れますように。

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