5月18日の晩ごはん
夕方の匂い、というのは何だか人をせつなくさせるな、
と、同居人くんと今日の夕暮れ時に買い物に行って感じる。
わたしたちが住んでいる辺りは、
本当に古い住宅街で、今日も帰りがけに近所の子供たちは、
キャッチボールをしていた。
子供の賑やかな声、おばあちゃんたちのゆっくりとした井戸端会議、お母さんの怒った声。
「懐かしい」というと陳腐な感じがするけれど、
でも、そうとしか言えない。
そこに、夕食の支度の匂いが流れてくる。
なんだか完璧すぎるくらいだ(笑)
いわゆる「家庭」というものの匂いなのかもしれない。
で、ちょっとせつなくなったりする、センチメンタルな私。
懐かしい夕食の匂いを嗅いだので、
ひさびさに干物なんぞ焼いてみた。
・ブロッコリーの海鮮塩炒め
(めっけもんのブロッコリーとカリフラワー・しいたけ・ブラックタイガー・スルメイカを中華風に)
・小アジの干物
・新ゴボウと人参の牛肉煮
・コールスローサラダ プチトマト入り
・新わかめと油揚げのみそ汁
こんな夕食を作って、少しセンチメンタルな気分に浸ったら、高山なおみのこんな一節を思い出した。
「私はふだんから買い物のレシートをためている。いっぱいになるとそれを種類別に分けて封筒にしまう。その時に、ついスーパーのレシートに見入ってしまうことがある。そこにはナスだのタマゴだのブタヒキだのと打ってあって、その日に夫と食べた晩ご飯が浮かんでくる。そういう、日々のなんでもない暮らしが、これからもずっと続いてゆくのだろうとぼんやり思う。ぼやっとしたその気持ちは、日常的にただ漠然と私をやすらかにしてきたように思う。」
もちろん、まだそんな境地に私は至れていないけれど(笑)
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